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解説
プラトンが『ティマイオス』と『クリティアス』に書いた島の都を、原文の寸法から組み立てます。陸の環2つと水の環3つ、運河、三色の石と三つの壁、神殿と大平原までをたどり、ドネリー以後の想像やテラ島説と切り替えて見比べます。主流の研究は、プラトンの創作とみています。
場面(11場面)
- 序サイスで聞いた話
- 柱の外ヘラクレスの柱の外の海
- 同心円陸の環2つと水の環3つ
- 運河海から50スタディオン
- 三色の石白・黒・赤
- 三つの壁青銅・錫・オリハルコン
- 神殿ポセイドンとクレイト
- 泉と競馬場都のくらし
- 大平原3000×2000スタディオン
- 一日と一夜海に沈む
- 解釈後世のアトランティス
事実と創作の区別
原文にそう書いてある解釈描かれていない確か説・推定わかっていない
物語の中のことは「原文にそう書いてある/解釈/描かれていない」、本や研究など現実のことは「確か/説・推定/わかっていない」で示します。環の幅は原文の比どおり、家並みや塔は想像の模式です。現代の日本語訳は引かず、神の像や人物も描いていません。
出典
- S1プラトン『ティマイオス』ジョウェット英訳(1871年、パブリックドメイン/Project Gutenberg #1572)
- S2プラトン『クリティアス』ジョウェット英訳(1871年、パブリックドメイン/Project Gutenberg #1571)
- S3MIT Internet Classics Archive『ティマイオス』(ジョウェット訳)
- S4MIT Internet Classics Archive『クリティアス』(ジョウェット訳)
- S5Perseus(Scaife Viewer)『ティマイオス』ギリシャ語原文
- S6Perseus(Scaife Viewer)『クリティアス』ギリシャ語原文
- S7プルタルコス『ソロン伝』26章(B. ペリン英訳)
- S8National Geographic 2023年4月19日 E. Blakemore「Atlantis」(考古学者 F. Dibble らの話)
- S9London Review of Books 2008年 J. Davidson「Plato made it up」(ヴィダル=ナケ『アトランティスの物語』の書評)
- S10I. ドネリー『Atlantis: The Antediluvian World』(1882年、Project Gutenberg #4032)
- S11K. T. Frost「The Critias and Minoan Crete」Journal of Hellenic Studies 33, 1913, 189–206頁(J. Colavito による再掲。新聞での初出は1909年)
- S12コーネル大学ニュース 2006年4月28日(テラ島噴火を前17世紀後半とする放射性炭素年代の研究)
- S13Friedrich ほか「Santorini eruption radiocarbon dated to 1627-1600 B.C.」Science 312, 2006(PubMed)
- S14ブリタニカ百科事典「Atlantis」
- S15Wikipedia "Atlantis"(補助)
- S16Wikipedia "Stadion (unit)"(補助)
- S17Wikipedia "Orichalcum"(補助)
- S18Wikipedia "Location hypotheses of Atlantis"(補助)
- S19S. Marinatos「The Volcanic Destruction of Minoan Crete」Antiquity 13, 1939, 425–439頁(Cambridge Core)
- S20M. I. Finley「Atlantis or Bust」New York Review of Books 1969年5月22日(ガラノプロスの10倍の読み違い説を紹介・批判)
- S21Wikipedia "Spyridon Marinatos"(補助。1950年の論文「Περί τον θρύλον της Ατλαντίδος」Kretika Chronika 4)