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解説
『丹後国風土記』逸文・『日本書紀』・『万葉集』が伝える筒川の嶼子の話を、五色の亀、目を閉じる船旅、玉を敷いた常世の島と輝く宮、昴と畢の童子、玉匣、三百余歳後のふるさとまでたどります。御伽草子以後の竜宮城と乙姫の話とも切り替えて見比べ、宇良神社(浦嶋神社)は外からの位置だけを示します。
場面(11場面)
- 筒川丹後の海
- 三日三夜五色の亀
- 亀比売亀が女になる
- 蓬山へ目を閉じる船旅
- 常世の島玉を敷いた地
- 昴と畢星の童子
- 三年仙の都のくらし
- 玉匣開けてはならない箱
- 三百余歳ふるさと
- 開けた匣風と雲
- 宇良神社いまも伝わる社
事実と創作の区別
原文にそう書いてある解釈描かれていない確か説・推定わかっていない
物語の中のことと、本や神社など現実のことを別の印で分けています。原文は「蓬山」「三百余歳」などの短い語句だけにし、現代の注釈書や現代語訳は引いていません。宮・門・楼の形と箱は模式です。この絵では人の姿を描かず、海と宮だけにしています。社殿の中・宝物・神事は描きません。
出典
- S1名島潤慈「夢の観点から見た筒川島子(いわゆる浦島太郎)説話─時間性と空間性の変容─」『山口学芸研究』15号、2024年、60–65頁(山口大学)
- S2真貝寿明「丹後に伝わる浦島伝説とそのタイムトラベルの検討」第26回天文文化研究会、2023年12月16日(大阪工業大学)
- S3国立国会図書館 電子展示会「本の万華鏡」第36回 第二章「御伽草子の世界」
- S4黒板勝美ほか編『新訂増補 国史大系』第8巻(日本書紀私記・釈日本紀・日本逸史)1965年(国立国会図書館サーチ)
- S5国立国会図書館デジタルコレクション「日本書紀」(古い刊本・写本の画像)
- S6国立国会図書館デジタルコレクション「万葉集」(古い刊本・写本の画像)
- S7コトバンク「浦島太郎」(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典・デジタル大辞泉)
- S8ジャパンナレッジ「浦島」(新版 日本架空伝承人名事典・世界大百科事典)
- S9京都府教育委員会『文化財保護』No.32「守り育てよう みんなの文化財」2014年(浦嶋社・宇良神社棟札類)
- S10京都府教育委員会『文化財保護』No.40、2022年(紙本墨書続浦嶋子伝記)
- S11文化庁 文化遺産オンライン「伊根町の文化遺産」(宇良神社本殿・拝殿及び中殿)
- S12伊根町観光協会「浦嶋神社」
- S13伊根町観光協会「延年祭」
- S14伊根町「地域概要」(伊根町ホームページ)
- S15浦嶋神社(宇良神社)公式サイト
- S16JR西日本『Blue Signal』107号 特集(浦嶋神社と浦嶋子の伝え)
- S17Wikipedia「浦島太郎」(補助)
- S18Wikipedia「浦嶋神社」(補助)
- S19コトバンク「釈日本紀」(日本大百科全書・精選版 日本国語大辞典・世界大百科事典ほか)
- S20コトバンク「宇良神社」(日本歴史地名大系・世界大百科事典)
- S21『御伽草子』渋川版「浦島太郎」の翻刻(原文の確認用。「発見、再発見ノート」掲載)