RMS Titanic · 1912 · North Atlantic · Fact sheet · 時空ツアー 09
タイタニック号 事実の表
1等の船内をめぐるルームツアーの土台になる調査台帳です。各項目に確かさの印と出典を付け、テロップ台本と「1912年の船内と海底のいま」の違いもここにまとめています。
舞台 1912年4月場所 北大西洋(ニューファンドランド島の南東 約600km)海底 水深 約3,800m更新 2026-10-09
この船では約1,500人が亡くなりました。ツアーでは人の姿や最期の様子は描かず、船と記録だけを扱います。1997年の映画など後の創作は参照していません。
「確か」は1912年の英米の事故調査の報告書、造船当時の専門誌、発見した研究機関の記録で確かめられるもの。数え方で数字が変わるもの、原因の解釈は「説・推定」にしています。
ナレーションなし・テロップのみ。1場面8〜12秒、全11場面で約2分の試作版です。人の姿は描きません。
1912年の船内
処女航海 · 再現
- 大階段の上にガラスと鉄のドームがあり、昼は自然光が入る
- ラウンジはヴェルサイユ宮殿風、読書室は白い羽目板
- ボートデッキに救命ボート20隻(定員の合計1,178人)
- 4本の煙突。4本目は排気ではなく換気用
- 船内写真は少なく、内装の色や家具の配置は、姉妹船オリンピック号の写真と1911年の専門誌の記述からの推定
海底のいま
水深 約3,800m · 現在
- 船首部と船尾部の2つに分かれ、約600m離れて海底にある
- 煙突はすべて失われ、大階段は木の部分が残らず縦穴になっている
- 船首部は形を保つが、船尾部は大きく壊れている
- 鉄を食べる微生物がつくる「ラスティクル(さびのつらら)」が船体を覆う
- 2つの部分のまわりに広い残骸の散らばる場所がある
乗っていた人
2,201〜2,223人
英国の調査/米国上院の調査
救命ボートの定員
1,178人
20隻の合計(米国の報告は1,176人)
亡くなった人
1,490〜1,517人
調査ごとに数え方が異なる
ツアーでは同じカメラ位置のまま、この2つを切り替えて見比べられます。ラウンジは割れ目より船尾側にあったため、海底では部屋の形が残っていません。
2026-10-09
見直し:別の担当が出典と突き合わせ、トルコ風呂・煙突の表現と出典を修正
2026-10-09
試作:3DCGのツアーを作成(ガイド/自由に歩く、1912年の船内と海底のいまの切替、確かさ表示、出典、録画モード)。衝突の夜は船の灯りが消えるまでとし、人の姿は描かない。
2026-10-09
調査:英国難破船委員の報告書、米国上院の調査報告、1911年の専門誌『ザ・シップビルダー』の船内記述、ウッズホール海洋研究所の発見記録、米国立標準技術研究所のリベット研究などを確認し、事実の表と台本11場面を作成。
2026-10-09
企画の芯:1等の船内のルームツアー → 衝突の夜 → 海底の船体。1912年の船内と海底のいまを切替。当時の図面と記録だけを使い、映画は参照しない。亡くなった方への敬意から、人の姿と最期は描かない。まずは非公開。
2026-10-09
題材選定:作品集の年表の20世紀の空白を埋め、「入れない場所」(水深約3,800mの海底)であることからタイタニック号を選んだ。