時空ツアー 34 · 地上の層 · オセアニア · Pink and White Terraces · Fact sheet
ピンク&ホワイト・テラス 事実の表
ロトマハナ湖の岸にあったシリカの段、テ・オトゥカプアランギ(ピンクテラス)とテ・タラタ(白テラス)のツアーの土台になる調査台帳です。各項目に確かさの印と出典を付け、テロップ台本と「1885年といま」の違いもここにまとめています。
層 地上の層 · オセアニア舞台 1885年(噴火前)/現在場所 ニュージーランド北島 ロトマハナ湖(ロトルアの南東)座標 38.26°S 176.43°E(湖の付近の目安)更新 2026-10-23
扱い方:この土地はテ・アラワのトゥホウランギ、ンガーティ・ランギティヒの人々とつながる場所です。彫刻やモコ(入れ墨の文様)は写さず、人の顔も描きません。1886年の噴火では多くの方が亡くなりました。出来事は事実だけを、誇張せずに伝えます。テラスが残っているかどうかは研究者のあいだで意見が分かれており、両方の言い分を並べて示します。
「確か」は公的機関・博物館・論文などで確かめられるもの。寸法や位置のように資料ごとに数字が違うもの、名前の訳のように解釈が入るものは「説・推定」にしています。研究の項目では「その発表や主張があったこと」を確かとし、主張の中身が正しいかどうかは別の行で示します。
ナレーションなし・テロップのみ。1場面12〜16秒、全11場面で約2分40秒の試作版です。
1885年(噴火前)
噴火の前年 · 推定復元
- 小さなロトマハナ湖。北のタラウェラ湖へ水が流れ出る
- 北東に白テラス、西岸にピンクテラス(位置は模式。正確な位置は議論中)
- 段の上の熱水の池から湯気が上がり、湯が段を流れ落ちる
- タラウェラ山は頂上の平らな3つの峰が並ぶ
- テ・ワイロア村に宿と家並み(形と数は模式)
いま(ロトマハナ湖)
噴火から140年 · 現在
- 火口に水がたまった新しい湖。GNSによれば水位は少なくとも60m高く、面積は約5倍
- 元の岸とテラスのあった場所は水の下
- タラウェラ山からワイマングへ、約17kmの裂け目が残る
- 山と湖のまわりは、噴火の後に育った木々に覆われる
- テ・ワイロアの跡は「埋もれた村」として公開
GNSサイエンスなどの見方
2011〜2018年 · 湖底の調査
- 2011〜2014年、無人潜水機のソナー、磁気、地震波などで湖底を調べた
- 2016年、両テラスの大部分は噴火で壊れたと結論
- 2018年、白テラスはほぼ失われ、ピンクテラスの残りが湖底にあるかもしれないとした
- 1881年の写真の見通し線から、Bunn・Nolden の示した白テラスの位置は「成り立たない」と反論
Bunn・Nolden の説
2016〜2017年 · 測量日誌からの復元
- ホッホシュテッターの1859年の測量日誌(2010年に再発見)を使って湖を復元
- ピンク・黒・白の3つのテラスの場所は陸の上だと主張
- 湖の高さの計算から、約10〜15mの堆積物の下にあるとした
- 掘る前に、画像調査やボーリングを含む考古学的な調査を勧めた
ツアーでは同じカメラ位置のまま、1885年といまを切り替えて見比べられます。研究の場面では二つの説の位置を同じ扱いで並べ、どちらとも決めていません。地形と湖の形は模式です。
Te Ara の S2〜S4 は本文が読み込めず、要約部分の記述だけを使っています(S17 は本文を確認)。Wikipedia(S14〜S16)は補助で、それだけに頼る行は「説・推定」にしています。Heritage New Zealand には該当する資料が見つからず、使っていません。
2026-10-23
事実確認:43項目とテロップを NZHistory、GNSサイエンス、Te Ara、埋もれた村の博物館、ロトルア博物館、de Ronde ほか(2018年)、Bunn・Nolden(2017年)の要旨と照合。犠牲者数を「約120人、最大150人とする資料も」に、2018年の反論を「白テラスの位置は成り立たない」に正確化。白テラスの寸法・水位の数字の違いを明記し、Wikipedia だけが根拠の行は説・推定のまま、または一次資料に差し替え。出典4件(S17〜S20)を追加。ツアーは同じ見た目のまま、段の芯・道のりの点を一括描画にまとめ、噴火の煙の素材を共有して軽くした。
2026-10-10
試作:3DCGのツアーを作成(ガイド/自由に歩く、1885年といまの切替、確かさ表示、出典、録画モード、エンドロールに追悼の一行)。
2026-10-10
構成:テロップ台本11場面。研究の場面は GNS と Bunn・Nolden の言い分を並べ、決着していないことを明示。
2026-10-10
調査:NZHistory、GNSサイエンスの発表、2011年の湖底調査の発表、Bunn・Nolden(2017年)と de Ronde ほか(2018年)の論文、埋もれた村の博物館、ワイマング火山渓谷の資料を確認し、事実の表を作成。寸法・湖の広がり・犠牲者の数は資料ごとの違いを残した。
2026-10-10
企画の芯:地上の層・オセアニアの部屋/噴火前の1885年といまのロトマハナ湖を切替/人の顔・彫刻・モコは描かない/まずは非公開。