時空ツアー 32 · 共有地の層 · 南極・深海・宇宙 · 事実の表
国際宇宙ステーション 事実の表
高度約400kmを回る国際宇宙ステーション(ISS)をたどるツアーの調査台帳です。いまの姿と、公表されている運用終了の計画を分け、それぞれに確かさの印と出典を付けました。入れるのは宇宙飛行士など限られた人だけで、しかも数年後には軌道から降ろされる計画の場所です。
層 共有地の層 部屋 南極・深海・宇宙 場所 地球周回軌道(高度約400km・傾斜角51.6度) 年表の目安 国際宇宙ステーション 1998〜(2030年ごろ運用終了の計画) 更新 2026-10-16
確かさの印(共有地の層)
この作品から、まだ起きていない未来のことを扱うための印を使います。過去と現在のことは「確か」、未来のことは、公表の度合いに応じて3つに分けます。
確か すでに起きたこと、いまの状態。宇宙機関・政府・条約の公開資料で確かめられること。
計画(公表済み) 宇宙機関や政府が公式に発表している、これからの予定。日付や手順は変わることがあります。
構想 企業や検討の場が示している案や目標。予算や契約がまだ決まっておらず、実現するかどうかは未定です。
想像 どこにも発表されていない部分を、このツアーが描いたもの。画面では模式として示します。
事実の表
テロップ台本
いまと運用終了の計画
出典
制作記録
すべて
確か
計画(公表済み)
構想
想像
数字は NASA と JAXA の公開資料で確かめました(2026年10月16日時点)。未来の予定は、いちばん新しい公式の発表(NASA の2026年10月9日の発表、GAO の2026年6月の報告)に合わせています。降ろす場所について、2022年の NASA の報告書は「南太平洋の人の住まない海域(ポイント・ネモの周り)」と書き、2024年以降の資料は「海の遠く離れた場所」とだけ書いています。ツアーではこの2つを合わせて「計画」として示します。宇宙機関や企業のマーク、国旗、ミッションの記章、写真は使わず、形はすべて自分で描いた模式です。宇宙飛行士の姿は描きません。
ナレーションなし・テロップのみ。1場面12〜15秒、全11場面で約2分30秒の試作版です。切替で「いま(運用中のISS)」と「運用終了の計画(公表された計画にもとづく)」を選ぶと、一部の場面のテロップと姿が変わります。8〜10の場面は、いつも計画の側で見せます。
いま(運用中のISS) 2026年10月の姿 · NASA・JAXA の資料による
高度約400km、約90分で1周、1日16周確か
2000年11月2日から、人がいつづけている確か
端から端まで約109m、質量約420トン確か
5つの宇宙機関、15か国が参加確か
部屋の窓に明かり、太陽電池は太陽を向く想像
運用終了の計画 公表された計画にもとづく · 日付は変わることがある
2030年まで運用し、2030年末か2031年はじめに軌道から降ろす計画(公表済み)
2028年ごろから高度を少しずつ下げる計画(公表済み)
2029年半ば、軌道離脱用の機体(USDV)を取り付ける計画(公表済み)
乗員が帰ったあと最後の噴射。人のいない遠い海へ計画(公表済み)
延長の議論(2032年まで、など)構想
USDV の姿と取り付け位置、最後の日の空の様子想像
公表された降ろし方の順番
2028年はじめ〜半ば:空気の抵抗とロシア区画のエンジンで、高度を下げ始める計画(公表済み)
2029年半ば:USDV を打ち上げ、ISS に取り付ける計画(公表済み)
乗員が全員地上へ帰る計画(公表済み)
地上の通り道を、人の住まない海の上に合わせる計画(公表済み)
2030年末か2031年はじめ:USDV が最後の大きな噴射をし、ISS は大気に入ってばらばらになる計画(公表済み)
ツアーでは同じカメラ位置のまま、この2つを切り替えて見比べられます。計画の側では、先に USDV(模式)を付けた姿と、高度を下げた軌道を見せます。燃える場面は大げさにせず、光の筋と破片の点だけで示します。
2026-10-16
見直し:別の担当が事実の表の全55行と出典を確認。降ろす時期を「2030年末か2031年はじめ」にそろえ(GAO)、降ろす海域のテロップと3Dの文字を「人の住まない遠い海」を軸に(テロップに「2022年の報告書では南太平洋」と補足)、米上院の延長案を3月4日の委員会可決に、スターラブの時期を「2028〜2029年ごろ(資料により異なる)」に直し、「何が残るか」を確かと想像の2行に分けた。出典 S31〜S33 を追加し、S21・S22・S30 の書誌を直した。ロゴ・国旗・記章・写真・人物は使っていないことを確認。
2026-10-16
試作:3DCGのツアーを作成(ガイド/自由に歩く、「いま」と「運用終了の計画」の切替、4種類の印の表示、出典、録画モード)。機関のマークや国旗は描かず、宇宙飛行士の姿も描かない。
2026-10-16
台本:全11場面。未来の行には「計画(公表済み)」「構想」「想像」の印を付け、過去と現在の行と区別した。
2026-10-16
調査:NASA の事実の表・降ろし方の資料・USDV の発表・2026年10月の商業ステーション募集、JAXA の「きぼう」資料、宇宙条約と政府間協定(UNOOSA・ESA)、GAO の2026年6月報告、文部科学省の2026年8月資料を確認し、事実の表を作成。ロシアの2030年までの合意(2026年7月)も反映。
2026-10-16
企画の芯:共有地の層・南極・深海・宇宙の部屋の最初の作品。未来を扱う印「計画(公表済み)/構想/想像」をここから使い始めると決めた。以前の試作「ISS ルームツアー」とは別に、外観と主な部屋を模式で作る。