Heijō Palace, Nara (710–784) · Fact sheet · 時空ツアー 25
平城宮 事実の表
奈良時代の都・平城京の北の端にあった宮殿と役所の区画「平城宮」をたどるツアーの調査台帳です。第一次大極殿と朝堂院を中心に、各項目に確かさの印と出典を付け、テロップ台本と「奈良時代といま」の違いもここにまとめています。
舞台 奈良時代(710〜784年)場所 奈良県奈良市佐紀町ほか座標 34.6919°N 135.7960°E更新 2026-10-16
「確か」は公的機関・世界遺産センター・管理する公園の公開資料で確かめられるもの。Wikipedia(S9〜S13)だけを出典にしている項目は、内容が広く知られたものでも「説・推定」にしています。復原された建物の寸法は「いまの復原建物」の値で、奈良時代の建物の上部の姿(屋根の形・組物・色)は推定です。「大極門」は史料にない呼び名、「推定宮内省」は推定の名前です。
ナレーションなし・テロップのみ。1場面11〜13秒、全11場面で約2分15秒の試作版です。本番の約9分版は、各場面のテロップを2〜3枚に増やして伸ばします。
奈良時代の平城宮(推定復元)
710年 遷都 · 784年 長岡京へ
- 周りを大垣(築地塀)で囲んだ方八町(約1km四方)の区画に、東の張り出しが付く
- 南の朱雀門から北へ、朝堂院、大極門、大極殿院と続く
- 大極殿院は築地回廊で囲まれ、730年ごろ東楼・西楼が加わった
- 740年代に一時、都は恭仁宮へ。戻ったあと東区に第二次大極殿
- 建物の上部の形・色、配置の細部はツアーでは推定で描く
いま(復元された大極殿と朱雀門、発掘跡の広い原っぱ)
国営平城宮跡歴史公園 · 世界遺産
- 朱雀門(1998年)、第一次大極殿(2010年)、大極門(2022年)が復原された
- 東院庭園が復原され、第二次大極殿は基壇が復原されている
- ほかの多くは発掘のあと埋め戻され、広い原っぱになっている
- 近鉄奈良線が宮跡の中を横切って走る
- 東楼が2026年3月に復原され、西楼と築地回廊も計画されている
| 比べる点 | 奈良時代 | いま |
| 第一次大極殿 | 奈良時代の前半に宮の中心に建ち、中ごろ恭仁宮へ移された(確か) | 2010年に実物大で復原。正面約44m・高さ約27m(確か) |
| 屋根の形 | 直接の資料はない(わかっていない) | 現存する古い建物などから推定した重層の屋根(説・推定) |
| 朱雀門 | 朱雀大路の北の端、宮の南の門(確か) | 1998年に復原(確か)。正面約25m・高さ約22mとされる(説・推定) |
| 大極殿院 | 南北約318m・東西約177mを築地回廊が囲む(確か) | 南門(大極門)を2022年に復原。回廊は計画中(確か) |
| 朝堂院 | 朝堂が東西に並んだ(説・推定) | 建物はなく、原っぱ(確か) |
| 第二次大極殿 | 都が戻ったあと東区に建った(確か) | 基壇だけ復原(確か) |
大きさを並べると(いまの復原建物ほか)
大極殿院 南北約318m
大極殿院 東西約177m
朱雀大路の幅約75m
大極殿 正面約44m
大極殿 高さ約27m
朱雀門 高さ約22m
破線は「説・推定」の値です。ツアーでは「奈良時代の平城宮(推定復元)」と「いま(復元された大極殿と朱雀門、発掘跡の広い原っぱ)」を切り替えて見せます。奈良時代の表示では、時期の違う第一次大極殿と第二次大極殿を同時に並べています。建物の配置と距離は、ツアー用に整えた模式です。
2026-10-10
題材決定:時空ツアー 25 として、平城宮の第一次大極殿と朝堂院(710〜784年)を選定。見せ場は、原っぱの中に立つ復原の大極殿と、奈良時代の姿との切り替え。
2026-10-10
企画の芯:億ションのルームツアー風/公的資料と発掘を土台に、建物の上部など足りない所は推定と明示/人物は描かない/まずは非公開。
2026-10-10
調査:国営平城宮跡歴史公園の案内(第一次大極殿院・朱雀門ひろば・東区)、奈良文化財研究所 平城宮跡資料館、文化庁の国指定文化財データベース、UNESCO世界遺産センター、国土交通省の保存整備基本構想を確認。検索の上限に達したため、木簡の総数と近鉄線の移設の現状は確かめきれず、「わかっていない」として残した。
2026-10-10
試作:3DCGのツアーを作成(ガイド/自由に歩く、奈良時代といまの切替、確かさ表示、出典、録画モード)。スマホ幅でテロップが操作欄に重ならないよう調整。
2026-10-16
見直し:別の担当が全50行を公的資料で確認。東楼は2026年3月に復原済みに更新、近鉄線は「2017年に移設で合意」を「残す案も含め複数案を検討中(2025年)」に訂正、朱雀門の元日→新年、大極門の名の出典を近畿地方整備局に差し替え。遷都と還都の年・第二次大極殿・朱雀大路の幅・国宝木簡は公的出典(S14〜S19)を足して「確か」に。S8の書誌を補い、出典URLを確認。